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06 1月, 2011

手嶋保さんの「川越の家」

手嶋保さんによる「川越の家」を見学しました。場所は川越駅より10数分の住宅地。

敷地は150m2。木造2階建に4人家族が住みます。向かって右面が南で、エントランスは西向きになります。


ファサードは焼き杉とリシン掻き落としのコントラスト。

エントランスからまずは土間を抜け玄関へ。

玄関を上がり振り返る。 右側は納戸。

1階は納戸と、廊下の右側に手前から子供室が2つ、水回り、主寝室と続きます。

子供室は左右対称で、奥でひとつに繋がり勉強部屋になっています。

勉強部屋。2階に設けたトップライトから光が入ってきます。

浴室からは南側の庭を眺めることができます。

主寝室。 簾戸を通して入る情緒的な光。

2階へ。壁や天井は漆喰の軍手仕上げ。

2階。

リビング。壁は杉、床は米松、家具や建具はナラ。

通りからの車の音を遮るため、南側でありながら直接光が入る開口はなく、柔らかい光がリビング全体を包んでいます。

ソファーからの眺め。

リビングの東側、床に一部タイル貼りがありますが、ここには暖炉が置かれるそうです。奥はご主人の書斎。


トップライトは3箇所にありますが、全てルーバーが取付てあるため間接光の様な光が入ってきます。ソファーの後ろは吹き抜けになっており、1階の勉強部屋にも光を導きます。

東側にはバルコニー。ステップが3段設けてあり、座る場所がたくさん。

バルコニーから。
リビング西側のダイニング。手嶋さんデザインのテーブルと照明。


「この建築は、川越という歴史ある都市、ストリートとの関係性、クライアントの人柄などがヒントとなり自然と生まれました。」と手嶋さん。


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