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31 1月, 2011

長岡勉さん+田中正洋さんによる住宅「グルリエ」

長岡勉さん+田中正洋さん/POINTによる設計、岡崎泰之さん/Boo-Hoo-Wooプロデュースの住宅「グルリエ」のオープンハウスに行ってきました。京王線柴崎駅より5分ほど歩いた調布市の住宅地。

敷地は101m2、木造+一部RC造、地下1階+地上2階建て。

東側からのショット。右が北になります。

釣りが趣味のご主人からの要望は「釣った魚を庭でさばき、皆で楽しむことが出来る庭が欲しい 」とのことだったそうです。
そのため"グルリ"と囲むような庭、車の横には流し、ベンチ(釣り道具入れ)、大きな庇、と庭を中心とした構成になっています。

「この家では庭は単なる余白ではなく、アクティブな中心になる。囲むことで意味を持つスペースにしました。」と長岡さん。

玄関を入るとダイニングスペース。右の掃き出しの窓を開ければ庭と繋がることができます。正面右から地下へ、真ん中の箱はトイレ。

地下はスキップフロアで3つのエリアに。1.2m下がって一段目、もう1.2m下がって右下は納戸で、左下は主寝室。

主寝室から。造り付けのベッドの下や階段の下は収納になっていて、右はテレビなどを置く台。

1階に戻りダイニングとキッチンを見る。床、家具、天井はシナ合板。

キッチンからの眺め。トップライトがあるのも見えます、その下にダイニングテーブルが置かれるそうです。

半階上がってリビング。

見上げると吹き抜けになっておりロフトも見えます。

ソファーに座っての眺め。


さらに半階上がって2階から振り返る。庭を中心に旋回しながら上がっていくのが伝わりますでしょうか。

2階水回り。

ロフトから2階のワークスペース(書斎)を見下ろす。右側が水回り。上にはもう一つのロフトが。

反対側からリビングを見下ろす。

ロフトからはバルコニーへ出られます。

バルコニー。釣り好きのご主人のために船舶照明を設置。

長岡勉さん(右)と、岡崎泰之さん(左)。「設計は庭を中心にすることから始まりました。とぐろを巻くような構成で横にも縦にも変化のある楽しい空間ができたと思います。ソファーのへこんだ空間、たくさんの階段、造り付けの家具、壁、様々な所に人やモノの居場所になるキッカケをレイアウトしてありますので、こちらのご家族が自由な発想でそれらを使っていってもらえたらと思います。」と長岡さん。

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